日本vs韓国|機能性化粧品・医薬部外品・二重機能性化粧品の違いとは?美容成分まで徹底比較

スキンケア

美容アイテムを選ぶ上で、「医薬部外品」や「機能性化粧品」「二重機能性化粧品」といった言葉を耳にすることが増えました。しかし、日本と韓国では制度そのものが異なり、同じ“機能性”でも意味が大きく変わります。本記事では、それぞれの法制度から実際の成分表記までわかりやすく解説し、美容初心者から専門知識を深めたい方まで役立つ内容にまとめました。


1. 日本と韓国の化粧品制度はそもそも違う

■ 日本:医薬部外品(薬用)+化粧品の2分類

日本では化粧品の分類は非常にシンプルで、法律上次の2つのみです。

  • 医薬部外品(薬用):効果を厚生労働省が認めたアイテム
  • 化粧品:肌を整える目的のアイテム(有効成分の認可はなし)

日本には制度としての「機能性化粧品」は存在せず、
“機能性”という言葉はマーケティング用語にすぎません。


■ 韓国:一般化粧品+機能性化粧品の2分類

韓国には 「機能性化粧品(기능성 화장품)」が制度として存在し、
MFDS(食品医薬品安全処)が効果・成分を審査します。


2. 日本:医薬部外品とは?どんな効果が認められているのか

日本の医薬部外品は、「効果がある」と国に認められた成分を、
規定の量で配合している商品にのみ認められます。

✔ 認められている主な効能

  • 美白(メラニンの生成を抑える)
  • 肌荒れ防止
  • 抗炎症
  • ニキビ予防
  • 体臭・汗の抑制
  • 育毛促進

✔ 代表的な有効成分

目的成分
美白アルブチン、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体
肌荒れグリチルリチン酸2K
ニキビ予防サリチル酸、IPMP
育毛センブリエキスなど

医薬部外品は効果が「予防」中心で、
“改善”という言葉は基本使えません。


3. 韓国:機能性化粧品とは?二重機能性化粧品が登場する理由

韓国では“効果が認められた化粧品”として、
機能性化粧品が法律で明確に分類されています。

さらに、**1つのアイテムで2つの効能を持つ「二重機能性化粧品(Dual Functional Cosmetics)」**も制度的に存在します。


✔ 韓国で認められている機能カテゴリー

  • 美白
  • シワ改善
  • 紫外線防止
  • 敏感肌改善(バリア機能)
  • ニキビ改善
  • トーンアップ
  • 育毛・脱毛抑制

✔ 二重機能性化粧品でよくある組み合わせ

  • 美白+シワ改善
  • 美白+紫外線防止
  • シワ改善+紫外線防止
  • 美白+バリア改善
  • トーンアップ+美白
  • シワ改善+保湿

特に「ナイアシンアミド」は韓国で
美白とシワ改善の両方を認められている成分で、
二重機能に最も使われています。


4. 日本と韓国の薬機法・表現ルールの違い

法律が違うため、化粧品の表記ルールも大きく異なります。


🇯🇵 日本の薬機法:表現が厳しい

  • “美白”は医薬部外品のみに許可
  • “改善”という表現は使用不可
  • 化粧品は「透明感・ハリ・ツヤ」といった表現に限定
  • 二重機能(美白+シワ改善)の表記は制度上できない

🇰🇷 韓国:改善表記が可能

  • 「色素沈着改善」「シワ改善」「バリア改善」など
    効果を直接的に書ける
  • 二重機能性化粧品は制度で認められているため
    “美白+シワ改善”も正式に表示可能

5. 二重機能性化粧品に使われる代表的な成分

■ 日本(効果は1つずつの扱い)

  • ナイアシンアミド(表記は制限)
  • ビタミンC誘導体
  • レチノール
  • ペプチド
  • セラミド
  • ツボクサエキス(CICA)

➡ ただし「二重機能」とは言えない。
➡ 表記は“保湿・ハリを与える・キメを整える”範囲。


■ 韓国(成分が効能として正式に認可)

効果成分例
美白ナイアシンアミド、アルブチン、グルタチオン
シワ改善レチノール、アデノシン、ナイアシンアミド
バリア改善パンテノール、セラミド、CICA
トーンアップナイアシンアミド

➡ 韓国では同じ成分でも“二重機能”として認められるため、
効果をしっかり訴求できる。


6. 日本と韓国の制度の違いまとめ

項目日本韓国
制度上の二重機能なしあり(Dual Functional)
表現の強さ弱い(予防中心)強い(改善までOK)
美白の表現医薬部外品のみ化粧品でも可能
シワ改善レチノールOKだが表現は限定アデノシン・ナイアシンアミドなど認可
成分の自由度制限あり幅広く攻めた処方が可能

7. どっちを選ぶべき?目的別のおすすめ

● 効果をしっかり求めたい

→ 韓国の二重機能性化粧品

● 刺激が心配・肌が弱い

→ 日本の医薬部外品(単機能)を組み合わせ

● 美白+シワ改善の同時ケア

→ ナイアシンアミド配合の韓国コスメ


8. まとめ

  • 日本は「医薬部外品」が効果保証される唯一のカテゴリー
  • 韓国は「機能性化粧品」「二重機能性化粧品」が制度化されている
  • 表現の強さ、使える成分、効果の範囲が大きく異なる
  • 効率的に美容効果を得たいなら韓国の二重機能コスメが優秀
  • 肌質に合わせて日本×韓国を使い分けるのがベスト