はじめに
ニキビは単なる「肌荒れ」ではなく、発生する場所・年齢・季節によって原因が大きく異なる皮膚トラブルです。
同じニキビでも、額にできるのと顎にできるのでは原因が全く違うことも珍しくありません。
この記事では、ニキビが発生しやすい部位ごとの原因と、年齢・季節による変化、さらに効果的な対処法をわかりやすく解説します。
1. ニキビの場所ごとの原因
■ 額(おでこ)ニキビ
主な原因
- 皮脂の過剰分泌
- シャンプー・トリートメントの洗い残し
- 前髪による刺激・蒸れ
- 思春期のホルモンバランスの変化
特徴
額は皮脂腺が活発で、思春期に特にニキビが出やすい部位。
大人でも、ストレスや生活リズムの乱れで皮脂バランスが崩れると増えます。
■ こめかみニキビ
主な原因
- 皮脂の過剰分泌
- 髪の毛の摩擦
- ヘアオイル・スタイリング剤の付着
- ホルモンバランスの乱れ
特徴
髪が長い人・前髪が触れる人は特にこめかみにニキビが出やすい傾向があります。
■ 頬ニキビ
主な原因
- マスク・枕カバー・スマホによる摩擦
- 乾燥によるバリア機能の低下
- 食生活(糖質・脂質の摂りすぎ)
- アレルギー反応や敏感肌
特徴
「触ってしまって悪化する」というケースがとても多い部位。
摩擦や乾燥が大きなトリガーになります。
■ 鼻周り・鼻下ニキビ
主な原因
- 皮脂の詰まり
- メイクの落とし残し
- ムダ毛処理後の炎症
- 花粉や鼻炎による摩擦
特徴
毛穴が詰まりやすく、黒ずみ・角栓とセットで悩む人が多い部位。
■ 口周りニキビ
主な原因
- ホルモンバランス(特に女性の生理周期)
- 乾燥
- 食べ物の刺激(辛いもの・油もの)
- リップ・ファンデの刺激
特徴
治りにくく、繰り返しやすいのが口周りニキビの大きな特徴。
ストレスによる自律神経の乱れとも関係があります。
■ 顎(フェイスライン)ニキビ
主な原因
- 生理前の女性ホルモンの変動
- マスク摩擦
- 生活リズムの乱れ
- 冷えによる血行不良
- 睡眠不足
特徴
「大人ニキビ」の代表格。
特に女性は、顎にできるニキビはホルモンの影響を強く受けやすいです。
2. 年齢によるニキビの原因の違い
■ 10代(思春期)
- 皮脂分泌が急激に増加
- 額・鼻周りに多い
- ホルモンの影響が強い
- 食生活の乱れでも一気に悪化しやすい
■ 20代
- ホルモンバランスが落ち着く
- ただしストレス・働き始めによる生活リズムの乱れが影響
- 頬・顎にニキビが出やすい
- メイクやスキンケアの刺激も原因になることが多い
■ 30代〜40代
- 肌のターンオーバーが低下
- 乾燥が原因でニキビが増える
- 顎・フェイスラインに繰り返す人が多い
- マスク・摩擦・加齢によるバリア機能低下が影響
■ 50代以降
- ホルモン減少による乾燥が主な要因
- 炎症が長引きやすく、色素沈着になりやすい
3. 季節によるニキビの変化と原因
■ 春
- 花粉・黄砂による肌荒れ
- 皮脂と汚れが混ざりやすい
- マスク摩擦による刺激
■ 夏
- 皮脂分泌が最も増える季節
- 汗と皮脂が混ざり毛穴詰まり
- 紫外線による炎症・乾燥(インナードライ)
■ 秋
- 夏のダメージを引きずりやすい季節
- 乾燥が始まりバリア機能が低下
- 角質が厚くなり詰まりやすい
■ 冬
- 乾燥が最大の原因
- 肌のターンオーバーが低下
- 血行不良で治りが遅くなる
4. ニキビを予防・改善するために今日からできること
■ 生活習慣
- 6〜7時間以上の睡眠
- 甘いもの・脂っこいものを控える
- 水分をこまめに摂る
- 適度な運動で血行を促す
■ スキンケア
- 洗いすぎない(朝はぬるま湯洗顔でも◎)
- 刺激の少ない保湿剤を使う
- メイクは必ず丁寧に落とす
- マスク・枕カバーは清潔をキープ
■ 医療的アプローチ(必要に応じて)
- ケミカルピーリング
- ハイドラフェイシャル
- 光治療(フォトフェイシャル)
- 外用薬(ディフェリン、ベピオなど)
- 内服薬(ビタミン剤、抗生物質、漢方)
5. まとめ
ニキビは「場所」「年齢」「季節」で原因が大きく変わるため、自分の症状に合わせた対処が重要です。
繰り返すニキビや治りにくいニキビは、スキンケアの見直しだけでなく、ホルモンバランスや生活習慣が関係していることも少なくありません。
正しい知識を持ち、原因を見極めながらケアすることで、肌トラブルは確実に改善していきます。
