美容医療の施術を受けた後、「気分が落ち込む」「不安で眠れない」「やらなければよかった」と感じる状態を**ダウンタイム鬱(DT鬱)**と呼びます。
特に整形・美容医療は「理想の自分を手に入れるための前向きな行動」であるにも関わらず、術後すぐにメンタルが急激に不安定になる人は少なくありません。
本記事では、ダウンタイム鬱が起きる理由、なりやすい人の傾向、起きやすい施術、そして気持ちが落ち込んだ時の対処法まで詳しくまとめます。
■ ダウンタイム鬱とは?
**ダウンタイム鬱(DT鬱)**とは、美容医療のダウンタイム期間中に生じる、精神的な落ち込み・不安・後悔・自己否定などの心理状態のことです。
症状の例:
- 気分の強い不安定さ
- 「失敗したかもしれない」という強い焦り
- 見た目が気になり外出できない
- 情緒が乱れ涙が出る
- SNSや鏡を見て比較してしまう
この状態は多くの人が経験するもので、異常ではありません。
身体の変化、ホルモンバランス、痛み、不快感、未来への期待と不安が重なることで心理的負担が大きくなるのが原因です。
■ なぜダウンタイム鬱が起きるのか?
ダウンタイム鬱が起きる理由は1つではなく、複数の要因が組み合わさっています。
① 見た目の変化に対する不安
術後すぐは、腫れ・内出血・左右差・むくみ・傷跡などが強く出ます。
この状態は完成形ではないにも関わらず、鏡を見るたびに不安が強くなりやすい傾向があります。
② ホルモンバランスの変化
痛み・睡眠不足・ストレスなどによりコルチゾールやセロトニンが乱れ、情緒不安定になりやすくなります。
③ 情報との比較
SNSに投稿されるのは**「仕上がりが美しい成功例」や「加工済みの写真」**が多いため、ダウンタイム中の自分と比較して落ち込みやすくなります。
④「後戻りできない」という心理負荷
外科的施術や大きな変化を伴う施術ほど、「失敗したらどうしよう」というプレッシャーが強まります。
■ ダウンタイム鬱になりやすい人の特徴
✔ 完璧主義
✔ 見た目へのこだわりや自己要求が高い
✔ SNSで情報収集をしすぎる
✔ マスクやメイクで顔を常に整えてきたタイプ
✔ 変化に敏感で感情が揺れやすい
✔ 事前にダウンタイムの「現実」を知らないまま施術した人
ただし、これは悪いことではありません。
むしろ美意識が高く、自分の人生に責任を持とうとしている人ほど、ダウンタイム鬱を経験しやすいとされています。
■ 特にダウンタイム鬱が起きやすい施術
- 二重整形(埋没/切開)
- 脂肪吸引(顔・ボディ)
- 鼻整形(骨切り、プロテーゼ、鼻尖形成)
- 輪郭形成(エラ、顎、頬骨など)
- 糸リフト (引きつりや違和感が強い場合)
これらは顔の印象が大きく変わる施術やダウンタイムが長い施術ほど、不安が強くなりがちです。
■ ダウンタイム鬱を乗り越えるための具体的な方法
① 施術前から「リアルな経過」を知る
症例写真やSNSの情報だけではなく、実際の経過・数週間かかる変化・失敗例との違いまで理解しておくと、メンタルの落差が軽減します。
② 施術後1〜2週間は鏡を見すぎない
鏡・自撮り・比較は不安を増幅させます。
最低限の確認のみでOKです。
③ SNS検索・整形アカウントを一時的に控える
他人の経過はあなたの経過とは違います。
むしろ検索すればするほど不安が増える傾向があります。
④ 医師・クリニックに相談する
疑問や不安を抱え続けないことが重要。
プロの意見を聞くことで安心材料になります。
⑤ 睡眠・食事・水分・軽い運動を意識する
身体が回復すれば心も落ち着きます。
特に散歩や軽い有酸素運動は不安軽減に効果的です。
⑥「経過記録」をつける
写真・日記・動画などで経過を残すと、後から「ちゃんと変わってる」と実感できます。
■ ダウンタイム鬱はいつ落ち着く?
多くの場合、
術後3日〜2週間がピーク
と言われています。
見た目の変化が落ち着き、完成が近づくにつれて自然と不安も消えていきます。
■ 最後に
ダウンタイム鬱は、弱さでも失敗でもありません。
むしろ、「理想の自分になりたい」と願った人が通る、ひとつの過程です。
今つらくても、その気持ちは時間と共に確実に薄れていきます。
焦らなくて大丈夫。
あなたの選んだことも、努力も、未来のあなたが必ず意味に変えてくれます。

